「労働党政権は豪海軍を捕鯨船監視に派遣」
政府が主張するような「船舶拿捕」はあり得ない
9月2日、連邦野党労働党の環境スポークスマン、ピーター・ギャレット氏がABCテレビに出演し、「連邦政権が、『労働党が政権を取れば、豪海軍を南氷洋ホエール・サンクチュアリーに派遣し、サンクチュアリーに侵入した日本の捕鯨船を拿捕する』と騙っているが、それは保守連合政権のデマだ」と否定した。「労働党の政策ははっきりしている。日本の捕鯨船が豪大陸南の公海水域やオーストラリアが提唱した南氷洋ホエール・サンクチュアリーで捕鯨活動をした場合には、豪海軍艦船や航空機を派遣し、調査や監視を行わせるだけだ。捕鯨船がオーストラリアの領海や漁業水域で違法行為をしない限り、豪海軍の艦船が捕鯨船を待ち受けて拿捕したり、臨検するなどと、労働党は一度も言ったことがないし、これからも言うことはありえない。そのことは現政権の方針でもあり、将来の労働党政権の政策でもある」と語った。また、「日本捕鯨船団の監視を、グリーンピースや『海の羊飼い』などの民間団体に任せることはしない。労働党政権は、今季節にオーストラリア領海を通過する鯨を含め、日本捕鯨船団の捕鯨活動を違法行為とみなしており、国際審判機関提訴や外交努力を通じて我が国の立場を日本に伝えていく」と語った。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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