シドニーの壁設置開始
APECを控え、1日から市内通行規制始まる
9月1日、今月7日から9日まで開催が予定されているAPECの会場や宿泊施設が点在するシドニー都心北部特に金融関係企業の立ち並ぶ地区、オペラハウス、植物園などを分断するように、高さ2.8m、延長5kmに及ぶ鋼鉄とコンクリートのセキュリティ・フェンスの設置工事が午前6時半から始まった。同日、ジョン・ワトキンズ副州首相が、「シドニー市民は、APECのためにシドニーが現実に大きく作り替えられる現場を見ることになる」と語った。市内の一部の街路は一時閉鎖され、フェンスで狭められて開通する。工事はサーキュラー・キーから始まり、徐々に他の通りにも広がっていく。また、サーキュラー・キーを終点にしていたバスも1日から、東部路線はマーチン・プレース、西部路線はウイニャードが終点になる。またオペラハウスや総督邸を出入りする工事車両のため、マコーリー・ストリートも混雑する。会場の一つに宛てられるダーリング・ハーバーのコンベンション&エキシビション・センターには既に600mの壁ができている。ワトキンズ副州首相は、「町に来る市民は、交通渋滞に備えて本かiPodを持参するようお勧めする」と冗談ともつかない発言をしている。また、9月4日にはジョージ・ブッシュ米大統領がシドニーに到着するため、さらに規制が強化され、混乱が予想される。また、反APEC抗議デモ予定されており、「ストップ・ブッシュ連合」が5日と8日に集会とデモを予定している。その他鉄道などにも大幅なスケジュール変更があり、特に外国来賓到着時などの自動車パレードで臨時の交通規制が敷かれる可能性もあるため、関係交通当局に問い合わせるなどの措置が必要になる。ただし、政府が、自動車パレードに市民の歓迎を想定しているとは思われない。(AAP)
この記事はAAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。
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